―施設情報―


名称     大阪市立自然史博物館
住所     大阪府大阪市東住吉区長居公園1-23
電話番号   自然史博物館 06-6697-6221  花と緑と自然の情報センター 06-6694-8788
営業時間   午前9:30~午後17:00(最終入館は午後16:30) ☆11~2月…午前9:30~午後16:30(最終入館は午後16:00)
定休日    毎週月曜日(祝日の場合翌日休館)、年末年始(12/28~1/4)
料金     植物園のみ200円 花と緑と自然の情報センターは無料
自然史博物館(植物園と共通) 大人300円、高校/大学生200円 中学生以下は無料
※団体、障がい者減免あり
交通案内
電車…
地下鉄御堂筋線「長居」駅下車 3号出口東へ約800m
JR阪和線「長居」駅下車 東出口東へ約1000m
JR阪和線「鶴が丘」駅下車 東出口東南へ約1200m
その他    ・車いす対応トイレあり ・ベビーホルダー/ベビーベッドあり
オフィシャルサイト
大阪市立自然史博物館
花と緑と自然の情報センター

今日は大阪市の長居公園内にある「大阪市立自然史博物館」にやってきました。
この長居公園の西側にある「長居植物園」には植物園の他「花と緑と自然の情報センター」「大阪市立自然史博物館」の3つのゾーンに分かれて楽しめるようになっています。
大阪市立博物館には「花と緑と自然の情報センター」を通り抜け、植物園入り口付近にあるチケット売り場で観覧料を支払って入場します。

長居植物園から博物館に向かうと入り口にはこの標本が出迎えてくれます。
これは1990年4月8日に堺泉北港に流れ着いた亡骸を7年かかって骨格標本にしたものだそうです。この骨格は全長19mあり、日本近海で採集され、また展示されているクジラ類の中では最大級の標本です。
来館者の中から名前の公募もされたようで、「ナガスケ」という名前が付いております。

博物館に入るとまず目に飛び込んでくるのがこれ。
ナウマンゾウとヤベオオツノジカの復元模型です。
ナウマンゾウは2万年前まで日本にも住んでいた象で、大阪平野の地価の地層からナウマンゾウの足跡や歯の化石が発見されています。


―第一展示室―

 

 

 

 

 

 

ここでは都会や村、里山に生きる生き物や自然について、模型とパネルでわかりやすく説明されています。

 

 

 

 

 

 

 

写真左は大阪市東区にある「森の宮遺跡」の貝塚の復元模型。
写真右は以前”蒼い悪魔”として紹介した「ホテイアオイ」の模型。たくさん花が咲いているところは美しいんですが、水中ではこのような形になっているのが良くわかります。


 

―第2展示室-

 

 

 

 

 

 

 

おそらくここがメインの展示室となります。

1969年に発見されたナウマンゾウの化石。


1964年に発見されたマチカネワニの化石。40万年前に生きていた鰐だそうです。

アメリカ合衆国ミズーリ州ボニィスプリングで発見されたアメリカンマストドン。そういえば「マストドン」というメタルバンドがありますね。
そちらのマストドンはまた、”VEGETAPSY”のブログで紹介したいと思います。

デスモスチルスの復元模型。

トリケラトプスの頭蓋骨。これは約7000万年前(白亜紀後期)に北アメリカに住んでいた恐竜。
体調は6~9m。これだけ大きい生き物が目の前を歩いているところを想像すると、とても恐ろしいですね。

ステゴサウルス。約1億5000万年前に北アメリカに住んでいた恐竜。
中型の草食性恐竜ですが、それでも全長は4~9mあります。

プテラノドン。アメリカのカンザス州で発見された白亜紀後期に住んでいた恐竜。
翼を広げると最大7mにもなります。

上から見ると、こんな感じです。まさに恐竜王国。

 

 

 

 

 

 

 

 

このフロアーでは化石のほか、”氷河期の時代””哺乳類の時代””恐竜の時代”と年代別でわかりやすく説明されています。


第3展示室に行く途中にはキノコの模型や鉱物の展示が並びます。

 

 

 

 

 

 

 

現時点では第4展示室がありません。
リニューアル中だそうです。
その代わりに第3展示室の入り口に「食用植物とふるさと」として野菜の模型が展示されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


―第3展示室―

 

 

 

 

 

 

 

 

このフロアーでは「生命の進化」をテーマに説明されています。

タカアシガニの標本です。世界最大のカニで、はさみや足を広げると3mを超えます。日本近海の深海に住んでおり、これは高知県で獲れたもの。
標本の大きさがわかりやすいように手前にカバンとA4サイズのクリアファイルを置いてみました。

 

 

 

 

 

 

 

ここでもいろいろな蝶の標本が見られます。

さらに私たち人間の骨格も含め、動物の骨格がどんなふうになっているのかが一目でわかる展示物も見ることが出来ます。

 

 

 

 

 

このフロアーにもナガスクジラの標本が展示されております。
まだ若いらしく、大きさは17.3m。大きくなると25mを超えるそうです。

珍しい貝の展示もされており、これは「オオジャコ(Tridacna gigas)」貝殻を持つ南泰生物としては最大。貝殻の長さは1mにもなります。重さは大人4人で抱えてやっと持ち上がるぐらいあります。

この他にも最大の巻き貝として「ホラ貝(Charonia tritonis)」、「アラフラオオニシ(Syrinx aruanus)」、装飾品によく使用されている「トウカムリガイ(Cassis cornuta)」もありました。


―第5展示室―

 

 

 

 

 

 

 

 

ここでは主にパネルと模型による植物と環境についての説明がされています。
写真右では水草が繁殖した場合、その水中ではどのように環境が変化するのかを示したものです。
ホテイアオイの他、繁殖力の強い水草が世界中から嫌われる理由が一目でわかります。

このフロアーはこんな感じになっています。

生物が生きていくための食べ物や住む場所には限りがあり、その環境に住める生き物の数の限りを「環境収容力」というそうです。
また「食う/食われる」という関係の複雑な連鎖についての説明、「菌根菌と寄生菌」、アリの巣の構造とその環境についての説明などがあります。


―花と緑と自然の情報センター―

花と緑と自然の情報センター1Fの奥には「ネイチャースクエア 大阪の自然誌」という展示室があります。ここは無料で見学できます。

 

 

 

 

 

 

 

 

大阪の成り立ちや地層、生息している生き物の模型や水田に生息している昆虫などが展示されております。

展示品の土台部分にスピーカーが設置されていますので、誠一場所に立つといきなり音が鳴りだしますので、驚きやすい人は注意しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

ここは図書コーナーと憩いの広場。レストランもございます。
この他にも多目的ホールにて花と緑に関する講習会が開かれていたり、「緑の相談コーナー」では専門員に園芸についての相談をすることが出来るサービスもあります。
園芸を始めるにあたって、分からないことがあれば聞いてみましょう。

2Fは「花と緑のイベントゾーン」と「ルーフガーデン」に分かれており、園芸に関する展示、イベントなどの企画展。人工地盤による屋上を利用した緑化庭園が紹介されているなど見どころ満載です。

 

 

 

 

 

 

 

 

ミュージアムショップも充実しています。

大阪市立自然史博物館の玄関ポーチではナガスクジラの標本「ナガスケ」が展示されていましたね。
写真では見えにくいのですがもう一つ、マッコウクジラの「マッコ」も展示されています。

そして2018年3月3日にはザトウクジラの「ザットン」が新たに展示されました!!
その「ザットン」の展示吊り下げ費用確保の一環として、またデビュー記念として128本限定でこの3頭のデザインが施された”手ぬぐい”が販売されておりましたので、購入いたしました。
☆博物館に行ったのは2017年12月ですので手ぬぐいはすでに完売されていると思います。

大阪市立自然史博物館に来館されたときは「ザットン」も可愛がってあげてください。

 


 

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