―施設情報―


名称     大阪市立住まいのミュージアム 大阪くらしの今昔館
住所     大阪市北区天神橋6丁目4-20
電話番号   06-6242-1170
営業時間   午前10:00~午後17:00(最終入館は16:30まで)
休館日    火曜日、年末年始、臨時休館あり
料金     一般600円、高校/大学生300円、中学生以下無料
交通案内
電車…
地下鉄谷町線・堺筋線、阪急線「天神橋6丁目」駅下車3号出口直結
大阪環状線「天満」駅から北へ徒歩約7分
タクシー…
JR「大阪駅御堂筋南口」から都島通り経由、約7分
お車…
阪神高速道路「守口線」長柄出口。都島通り経由、約500㎞
駐車場
・1時間400円、以降30分ごとに200円
・車高は1.5mまで
・40台の駐車が可能
その他    団体割引あり。障がい者手帳をお持ちの方(介護者1名含む)をお持ちの方、大阪市内居住の65歳以上の方は無料(証明書提示)。
オフィシャルサイト 大阪くらしの今昔館


江戸時代の大阪の町並みと建物を再現し、その暮らしぶりを実際に体験できる施設があると知り、やってきました。
ここは「大阪市立住まいのミュージアム 大阪くらしの今昔館」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビルに入ってエレベーターで受付のある8Fに行きましょう。展示は10Fからスタートし8Fに降りていく順路ですので、チケットを購入後は専用エスカレーターで10Fに向かいます。


―10F展示室―

10Fの展示室は9Fにある江戸時代の大阪の町を上から見下ろせるパノラマになっております。照明もなかなかのアレンジで、美しいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

通路や展示室の壁にも江戸時代の暮らしを描いた展示物があり、昔の暮らしがどんなものだったのかわくわくさせてくれます。


―9F展示室―

9F展示室入り口です。ここも撮影スポットになっています。
このフロアーでは江戸時代(1830~)の大阪の町を実物大で再現されており、着物コーナーでチケットを購入すると”着物試着体験”が出来ます。海外からの観光客の中でも女性の方がほぼ全員と言ってよいほど着物を試着されていました。

展示はこのようにされています。

 

 

 

 

 

 

 

ここは「風呂屋」の展示です。
この中はシアターになっており、江戸時代の暮らしぶりを映画で紹介されています。約20分の短編映画で、各回45分ごとに上映されます。
字幕付き(日本語/英語/中国語/韓国語)ですので、海外の人も安心して楽しく学ぶことが出来ます。

人形屋です。
江戸時代の子供たちはこの人形で遊んでいたのかもしれませんね?

唐物屋の展示です。
唐物屋とは江戸時代にあった高級輸入品を扱うお店のことです。
写真の真ん中にある白い箱は、”エレキテル”と呼ばれるもので、平賀源内が発明した摩擦起電気。江戸時代に魔法の箱と呼ばれた電気を起こす機械です。
当時はまだ静電気の概念はなく、これを使って「人の体から”火”を出して、病気を治す機械」として治療をしたり、デモンストレーションを行ったそうです。

 

 

 

 

 

 

 

街並みの風景と趣のある和室。

 

やっぱり和室は美しいですね。奥には「唐美人図」という屏風も置かれています。

 

 

 

 

 

 

 

左の写真は照明器具。ロープを使って下に下げ、火を灯してから上にあげたそうです。
右の写真は「へっつい」と呼ばれるもの。かまどですね。
火打石で火を付け、”薪(maki)”や”柴(siba)”という材木を燃料にします。ここでみそ汁やおかゆ、煮物などの料理を作ります。
五右衛門風呂もこれと同じ仕組みです。

 

 

 

 

 

 

 

祠(hokora)のそばにある展示。
縁側です。ここも絶好の撮影スポットです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9F展示室の出口にある欄間です。
この欄間は「大阪欄間工芸協同組合」が徳川時代の大阪城本丸御殿にあったと記されている文献をもとに、復元されたものです。


―8F展示室―

8F展示室です。
ここは明治時代から昭和時代にかけての大阪の住まいと暮らしについて、ジオラマなどで紹介されている展示室です。

天神祭

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

心斎橋筋の模型では昭和2年(1927)の周防町から三ツ寺筋、宗右衛門町の風景をもとに再現されています。
この他にも、昭和7年(1932)の北船場-kitasenba-、昭和10年(1935)の大大阪新開地-The Great Osaka New Towns-、明治17年(1884)の川口居留地-Kawaguchi Foreign Settlement-、昭和31年(1956)の古市中団地-Furuichi Housing Developments-、昭和23年(1948)の城北バス住宅 -The Shirokita Bus Settlement-などがジオラマで再現されています。

 


 

 

 

 

 

 

 

この日は”物から学ぶ、昔の暮らし”として「道具の昔話(企画展)」が開催されていました。

昭和時代の茶の間
足踏み式ミシン
火消壺
火鉢

 

 

 

 

昔の電話機
ダイヤル式電話機

 

 

 

 

 

他にも氷を入れて冷やすタイプの冷蔵庫や、掃除機、二層式の洗濯機が展示されていました。
最近では”スマートフォン”が主流になってきたため、ダイヤル式の電話機の使用方法を知らない子供たちも増加傾向にあるそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

左の写真は明治34年発行の国語の教科書。右側は昭和16年の教科書。

この様に江戸時代から近代にかけての日本の生活が楽しく学べるように工夫されております。
また、大阪市立住まいの情報センターが主催するイベントやセミナー(”カビの原因と対処法”、”空き家対策”、”住宅診断”など住まいに関する様々なテーマで行われています)が毎月開催されておりますので、気になる方はHPをチェックされてみてはいかがでしょうか?

ミュージアムショップもあったので、「扇子」を購入いたしました。


 

 

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