―施設情報―


名称     掛川城天守閣/掛川城御殿
住所     静岡県掛川市掛川1138-24
電話番号   0537-22-1146
営業時間   9:00~17:00(最終入館は16:30まで)
休館日    年中無休
料金
一般410円、小/中学生150円
掛川城公園への入場は無料です。
予約の有無  予約なし
交通案内
電車…
・JR掛川駅下車 徒歩約7分
お車…
東名高速道路掛川I.C.から約10分(大手門駐車場まで約5分)
駐車場…
無料駐車場はありません。大手門駐車場(有料/200台駐車可能)
または掛川城公園駐車場(有料/乗用車のみ58台駐車可能)をご利用ください。
その他
・団体割引あります。
オフィシャルサイト  掛川城天守閣/掛川城御殿


名称     掛川市二の丸美術館
住所     静岡県掛川市掛川1142-1
電話番号   0537-62-2061
営業時間   9:00~17:00(最終入館は16:30まで)
休館日    月曜日(祝日は開館)、展示入れ替え期間のため臨時休館あり
料金
一般200円、小人無料
予約の有無  予約なし
交通案内
電車…
・JR掛川駅下車 徒歩約7分
お車…
東名高速道路掛川I.C.から約10分(大手門駐車場まで約5分)
駐車場…
無料駐車場はありません。大手門駐車場(有料/200台駐車可能)
または掛川城公園駐車場(有料/乗用車のみ58台駐車可能)をご利用ください。
その他
・掛川城天守閣/掛川城御殿/ステンドグラス美術館への各種セット券あります。
・団体割引あります。
・障がい者割引あります。
オフィシャルサイト  掛川市二の丸美術館


名称     二の丸茶室
住所     静岡県掛川市掛川1138-24
電話番号   0537-23-1199
営業時間   9:30~17:00(最終入館は16:30まで)
休館日    年中無休、ただし催事のため一般営業がない場合あり。
料金
一般510円、中学生以下250円
予約の有無  茶室・茶道具のレンタルの場合は要予約
交通案内
電車…
・JR掛川駅下車 徒歩約7分
お車…
東名高速道路掛川I.C.から約10分(大手門駐車場まで約5分)
駐車場…
無料駐車場はありません。大手門駐車場(有料/200台駐車可能)
または掛川城公園駐車場(有料/乗用車のみ58台駐車可能)をご利用ください。
その他
・団体割引あります。
オフィシャルサイト  二の丸茶室


名称     掛川市ステンドグラス美術館
住所     静岡県掛川市掛川1140-1
電話番号   0537-29-5680
営業時間   9:00~17:00(最終入館は16:30まで)
休館日    施設メンテナンス日
料金
一般500円、中学生以下無料
予約の有無  予約なし
交通案内
電車…
・JR掛川駅下車 徒歩約7分
お車…
東名高速道路掛川I.C.から約10分(大手門駐車場まで約5分)
駐車場…
無料駐車場はありません。大手門駐車場(有料/200台駐車可能)
または掛川城公園駐車場(有料/乗用車のみ58台駐車可能)をご利用ください。
その他
・掛川城天守閣/掛川城御殿/ステンドグラス美術館への各種セット券あります。
・20名以上は団体割引あります。
・障がい者割引あります。
オフィシャルサイト  掛川市ステンドグラス美術館


お茶の葉とACT-CITY浜松の写真撮影のため掛川市に来ましたが、せっかくなのでその周辺をぶらぶら歩いてみました。

ここは掛川城。掛川市は東海道の東西交通の良さから、戦国時代には重要な戦略拠点になりました。今川氏、徳川氏、武田氏など多くの武将が掛川城をめぐって、また天下統一を狙って熾烈な戦いが繰り広げられた場所です。

文明年間(1469~1485)頃に、今川義元が家臣に命令をし築城されたのが始まりで、今川氏が「桶狭間の合戦」で織田信長に敗れた後、徳川家康に明け渡されることになりますが、その時に井戸から霧が大発生し、行く手を拒んだという伝説が残されています。

これがその「霧吹き井戸」。

中に入ってみるとこんな感じになっています。
土足厳禁ですので、靴は脱ぎましょう。
階段も急なので、気を付けて上がりましょう。

中にある階段はもっと急です。足が短いので登れるのか不安ではありましたが、無事登ることが出来ました。ひざを痛めている方にはつらいかもしれませんね。

左の写真は”狭間”と呼ばれているもので、城郭内の塀や壁にこのような穴が開いています。この穴から鉄砲や弓矢を放ち、敵を攻撃していました。
右の写真は掛川城天守閣に据え付けられている「鯱」の原寸大のレプリカ。

ここが最上階。それほど大きくないスペースですね。
それもそのはず、掛川城は住居としては使用されていない”戦闘専用の城”だからです。

天正18年(1590)に「内助の功」の逸話で有名な山内一豊が掛川城城主になり、掛川城の大改築を実施します。同時に城下町の整備も同時に進められました。
しかし、嘉永7年の大地震により甚大な被害を受け、そのまま取り壊されてしまいます。
この地震は1854年12月23日に起こった”安政東海地震(M8.4)”と、わずかその32時間後に起こった”安政南海地震(M8.4)”の事です。
掛川城に大きなダメージを与えたのは後発の安政南海地震。
1854年12月24日の朝9:00~10:00頃に発生し、県内にも甚大な被害が起こりました。

右側の写真は当時に地震による被害状況を細かく記録した地図です。
現在掛川市にあるこの城は、平成6年(1994)に「東海の名城」と言われた当時の美しさをそのままに、日本初の本格木造天守閣として復元されたもの。
復元に当たって使用されたのは青森県産の”青森ヒバ”。
その色艶と共に木の香りを楽しみながらの見学はとても心に残りますね。

武者隠し
石落とし

このフロアーでは甲冑や江戸時代に使用されていた軍配が展示されており、武者隠しと呼ばれる城主を警護する武者たちの隠れ部屋や、土佐漆喰、敵が攻めてきたときに床板を外してできた穴から石を落として敵を攻撃するための「石落とし」を見ることが出来ます。


―掛川城御殿―


この御殿は城主の公邸、藩の役所、公式式典として使用されていました。
現存するこの御殿は文久元年(1861)に再建されたもので、国の重要文化財に指定されています。

徳川家康公所用-関ケ原御出陣御召御具足写
打掛

ここは和室が数多くあり、それぞれの役割に合わせて分けられています。

城主と会うことが出来る身分の高いものだけが通される”次の間”、城主への要件の取次や周辺の警護を行う役人の控室”御用部屋”、城主が藩の政治を行っていた公的な”御書院上の間”などなど…。

大きな部屋には甲冑が展示されています。
左の甲冑は大スター杉良太郎さんが寄贈された「掛川城歴代城主の甲冑」。右の物は松平忠喬公の甲冑。

このフロアーには当時のなぎなたや火縄銃が展示されておりました。


―二の丸美術館―

掛川城の北東に位置する近代日本画や美術工芸品を展示している美術館です。
掛川市二の丸美術館は、掛川市出身の複数の実業家から寄贈されたコレクションをもとに、平成10年(1998)に開館しています。
展示物の写真撮影は禁止されています。
この時期には「男も女も装身具」として、江戸時代や明治~大正時代の櫛かんざしや装飾品が展示されておりました。


―二の丸茶室―

そのお隣にあるのがこの茶室。

この美しいお庭を眺めながら、和菓子と掛川茶を頂けます。
二の丸茶室では広間(10畳)、小間「桔梗庵」(4畳半)、立礼席を備えており、椅子席でもお茶が楽しめるようになっています。
また、茶道文化普及のため、各部屋や庭園の貸し出し(有料)も行われています。


―掛川ステンドグラス美術館―

掛川市ステンドグラス美術館には19世紀のイギリスとフランスで製作された古典的な作品がずらりと展示されております。
このステンドグラスは、掛川市在住の開業医の方が個人的に長い年月をかけて収集された物で、寄贈されたことをきっかけに平成27年(2015)に開館されました。
どの作品も19世紀のイギリスを代表するステンドグラス工房の最盛期に製作されたもので、実際の教会やマナーハウス(地方の貴族の邸宅)の窓を飾っていました。
イギリス本国でも近年注目され、研究が進んでいる”ヴィクトリア朝時代”の作品を中心に、大きなものから小さなものまでさまざま70点以上展示されています。

大変貴重なものばかりですので、館内のカメラ撮影は禁止です。
しかしご安心ください。企画イベントで撮影会が開催されることもありますので、そのチャンスを見逃さないようにしたいですね。
企画イベントは他にも、ミュージアムコンサートやステンドグラス製作体験講座なども開催されていますので、詳しくは公式HPをご覧ください。

―ステンドグラスとは―

“工”の形をした鉛のリムを使用し、部品別に着色したガラスを組み合わせ一枚の絵や模様を表現したものです。
12~13世紀ごろに作られたものが多く、元々はキリスト教を世に広めるために一目で聖書の内容が伝わるように製作されています。
ステンドグラスが作られていた頃は「紙」は非常に高価なもので、紙の代わりにこうした手法が多く用いられていました。
教会の壁などにはめ込まれていますので、その日の天気によってその表情が変わります。晴れの日には太陽の光が強いので色彩豊かにはっきりと見え、反対に雨の日には光が弱いので陰になる部分が出来、服のしわや顔のしわなどが見えるため、その表情の変化を楽しむのもステンドグラスの醍醐味と言えるでしょう。


―掛川城大手門番所―

この大手門番所は、掛川城の正門である大手門の内側に建てられ、場内に出入りする者の監視や警備を行う役人たちの詰め所でした。
1854年12月23日に起こった”安政東海地震(M8.4)”のため倒壊しましたが、安政6年(1859)に再建されたのが現在見ることが出来るこの建物。
平成7年(1995)に掛川市による区画整理のため、現在地に移築・復元されました。


掛川城御殿で購入したお土産、通行手形です。

こちらは掛川市ステンドグラス美術館で購入したもの。
マグネット(左)とクリアーファイル(右)です。
掛川市ステンドグラス美術館のミュージアムショップは小さいながらもデザインが良いものが多いので、一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか?


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