―施設情報―


名称     神戸海洋博物館/カワサキワールド
住所     神戸市中央区波止場町2番2号
電話番号
・神戸海洋博物館…078-327-8983
・カワサキワールド…078-327-5401
営業時間   10:00~17:00(最終入場は16:30まで)
休館日
・月曜日(月曜日が祝日の場合は開館。翌日閉館)
・年末年始(12/29~1/3)
神戸海洋博物館+カワサキワールド入館料
・大人(高校生以上)…600円、小/中学生…250円
神戸海洋博物館+カワサキワールド+神戸ポートタワー入館料
・大人(高校生以上)…1,000円、小/中学生…400円
予約の有無  無し(団体の場合は要予約)
交通案内
電車…
・市営地下鉄海岸線「みなと元町」駅下車、徒歩約10分
・JR線・阪神「元町」駅下車、徒歩約15分
・神戸高速(阪急・山陽)「花隈」駅下車、徒歩約15分
お車…
・山陽新幹線「新神戸」駅から約15分
・阪神高速道路京橋ランプから約5分
・ハーバーハイウェイ新港ランプから約5分
駐車場    近隣の有料駐車場をご利用ください。
その他
・団体割引、障がい者割引あります。
公式HP    神戸海洋博物館 / カワサキワールド


―神戸海洋博物館/カワサキワールド―


神戸市の元町駅を降りて南にずっと歩いていくと「メリケンパーク」にたどり着きます。
その公園内にひときわ目立つ博物館が見えてきます。白く美しい曲線を描いた建物、これが神戸海洋博物館です。
カワサキワールドはこの海洋博物館内に併設されています。

―神戸海洋博物館―

神戸海洋博物館は、「海・船・港」をテーマにした博物館です。
1987年に神戸港開港を記念してオープンしました。
建物の白い曲線は”波”や”帆船の帆”をイメージして作られています。

施設は1Fと2Fに分かれており、1Fでは「現代から未来の神戸港」、2Fでは「歴史から見た神戸港」をテーマにしています。
主な展示物は船の模型。ルイ14世の時代に建造されたフランスの船「ソレイ・ユロワイヤル(La Solaeil Royal)」、イギリスのチャールズ1世の命令で1637年に102門の大砲を備えた超大型戦艦「ソブリン オブ ザシーズ(The Sovereign of the Seas)」、イギリス海軍の各戦列艦「ベレロフォン(BELLROHON)」、スウェーデンの「ヴァーサ(Wasa)」など精密に作られた模型が数多く展示されています。

2Fでは江戸時代(1620年頃)に建造され、大阪から木綿や油・酢などの日用品を積んで江戸まで運んだ「菱垣廻船」や「北前船」、「樽廻船」などが1/10スケールで展示されています。

中でも見どころはこの「ロドニー号」。
この船は1833年にイギリスのペンブローク造船所で進水したイギリス海軍第2級戦艦です。
当初は98門の大砲を備えた帆船でしたが、のちに蒸気機関によるスクリュー推進に改造され、その後中国駐留艦隊の所属になりました。
1868年、神戸開港を祝うためにイギリス・フランス・アメリカなどの艦船と共に神戸に来航し、21発の礼砲を放ち神戸の開港を祝いました。
この模型は英国国立」海事博物館が所蔵する建造当時の設計図をもとに製作されたもので、1/8スケールとはいえ、長さ12.4m、高さ8.7m、幅2.0mあり、圧巻です。

―カワサキワールド―

ここは川崎重工業の歴史をパネルと模型で細かく解説されている展示室です。
川崎重工業の始まりは19世紀の明治29年(1896)。創始者の川崎正蔵が”川崎造船所”を立ち上げた事から現代につながっています。
第1次WW、第2次WW、そして世界大恐慌を潜り抜け、船舶・鉄道・航空・エンジン・精密機械など多岐にわたる製品を提供している有名な会社ですね。

ガスタービン「L20A」1/3スケール

パネルでは1900年代からの貴重な当時の写真と共にじっくり歴史を学べます。
たとえは英仏海峡トンネル掘削機。当時の様子を記したパネルと共に、1/20スケールのレプリカも見ることが出来ます。
この他にも鉄道車輛事業への進出や鉄道橋工事、D51形貨物用蒸気機関車、肥料プラントやエチレンプラントなどの貴重な写真が掲げられています。

バイク好きの人は川崎重工業の歴史のパネルは後回しにして、ここから見てもいいと思います。後からでも見て回れます。私たちは楽しくて3周しましたから…。

ここはカワサキを代表する歴代のバイクが展示されています。
入り口には平成27年(2015)に発売された「Ninja H2」と昭和47年(1972)に発売された「Z1 900 SUPER FOUR」が展示されておりました。


「Ninja H2」は、クローズドコース専用モデルで究極のモーターサイクルのために開発をされた”Ninja H2R”を、行動でも走れるように完成させたモデル。
「Z1 900 SUPER FOUR」は、Zモデルの元祖で当時のカワサキが持っている技術を集結させ完成させたバイク。
エンジンの展示もされていますので、好きなだけ眺めることが出来ます。

 

1963年の「125 B8M」や1974年の当時の時代背景をうかがわせる「H2(MACH Ⅳ)」、1982年のE.ローソンがAMAスーパーバイク選手権で優勝したことを記念して発売された「KZ1000R」、1993年のレーサーレプリカモデル「ZXR750」、2018年の新エンジンを搭載し、軽さ・コンパクトさ・高いスポーツ性を兼ね備えた「Ninja 400」など、時代を追ったレアな展示が堪能できます。

また、小さなお子様も楽しく学べる施設まで兼ね備えられています。
例えば「ものづくりシアター」。これは10分ほどの上映時間で、「船が出来るまで」「新幹線が出来るまで」「航空機が出来るまで」「神戸第1ドック建造プロジェクト」などを見ることが出来ます。
この隣には”ジェットスキー体験コーナー”や”神戸空港離発着 フライト体験コーナー”もあります。

人気だったのがパフォーマンスロボットのコーナー。
スポット溶接用ロボットや半導体を作るクリーンルームで活躍をしているクリーンロボットがいます。
映像で模様を描いているのが食品や薬品、化粧品工場で活躍しているピッキングロボット。
やはりロボットのなせる業で、これを「人間の手で行え」と言われても出来るものではありません。感服します。

―メリケンパーク―

メリケンパークは神戸市中央区にある公園で、昭和62年(1987)にメリケン波止場と中突堤の間を埋め立てて造成された海沿いの広い公園です。

公園内には開港120周年を記念する「フィッシュ・ダンス」という大きな魚のオブジェ(フランク・ゲーリー:Frank Owen Gehry作)や平成7年(1995)の阪神・淡路大震災で崩壊したメリケン波止場を、次世代に記録として残すために保存されています。

 


 

 

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