―施設情報―
名称 橿原市昆虫館
住所 奈良県橿原市南山町624(香具山公園内)
電話番号 0744-24-7246
営業時間 ☆4~9月…午前9:30~午後5:00(最終入館受付は午後4:30) ☆10~3月…午前9:30~午後4:30(最終入館受付は午後4:00)
定休日 毎週月曜日(祝日の場合翌日休館)、年末年始(12/28~1/2) ☆ゴールデンウィーク期間中、夏休み期間中は休まず開館
料金 子供…100円、学生…410円、大人…510円 ※学生:高校生/大学生 子供:4歳以上中学生まで
※団体、障がい者減免あり
交通案内
電車…近鉄大阪線「大福」駅より徒歩40分
バス…近鉄「大和八木」駅より橿原市コミュニティーバス「昆虫館行」で約30分
お車…
大阪方面 西名阪自動車道「郡山IC」より京奈和道経由で1時間
南阪奈道路「終点」より高田バイパス経由で20分
名古屋方面 名阪国道「針IC」より国道369号線経由で1時間
駐車場 約80台駐車可能
駐車料金 無料
その他 ・貸し出し用車いす、貸し出し用ベビーカーあり オストメイト用設備設置済み、AED設置済み
オフィシャルサイト 橿原市昆虫館
奈良県の橿原市に「昆虫館」という施設があります。
ここでは温室を舞う蝶が年中通して見られるということで、3人で行ってみました。
外観です。デジタルカメラを持参したのですが、1回目はピンボケが多かったので2回に分けて訪問しました。
橿原市昆虫館は大和三山の一つである香具山という山の近所にある香具山公園のそばにある博物館です。
1989年(平成元年)に開館し、主に昆虫標本や化石標本を1000点以上展示されています。
さらに施設の奥付近にある温室ではハイビスカスやトックリヤシモドキなど亜熱帯の植物が植えられていて、その中で琉球諸島の珍しい蝶が年中飛び交っているのです。
受付ホールです。大人1人510円(2017/9時点)でした。
私たちはオトナですので、各自510円を払ってLet’s go now!!
これがメインの入り口『生き物タイムトンネル』これをくぐれば標本展示室1につながっている。
-標本展示室1-
今から5000万年前のカニの化石や、石の中に虫が閉じ込められた”琥珀”などもここで展示されています。
珍しいクワガタや美しい蝶が標本として展示されていましたよ。
動いている姿を見られればどんなに感動的な事でしょう!!
-ところで《昆虫標本》って何だ?-
昆虫標本とは、採集などで得た昆虫を様々な研究に活用できるようにするために保存処理を施したもの。
乾燥標本が昆虫には一番適しているそうで、きちんとした方法で乾燥させれば、何百年以上も保存できるんだって。
「これは標本だ」と言えるものにするには規定があって、乾燥させた本物の昆虫だけでは標本と認められない。
その昆虫をどこで採集したのか、いつ採集したのか(年月日)、誰が採集したのかを記録したラベルと1セットじゃないといけないそうです。
そうする事で、データとして科学的に再現性が認められて、貴重な資料となります。
-生体展示室-
ここでは、水中の昆虫や展示ケースの中で暮らしている昆虫たちを、
備え付けのカメラでのぞくことが出来ます。
タランチュラもいます。→
↑何だったっけなコレ、名前忘れた。
そういえば昔友人が家でタランチュラを飼っていて、それがいつの間にか居なくなって夜中じゅう探したとかって言っていたな。見つかったそうだけど…。良かった良かった。
ここにはジオラマもあります。奈良盆地の森林の様子を再現したものだそうです。
手を差し伸べると、光の昆虫が手のひらで動きます。日本初だそうですが、すみません。その画像はありません。施設で体験してみてくださいませ。
いよいよメインの放蝶温室の出番です。
色々な植物が植えられていますね。
たくさんの緑に囲まれるって、なかなかいいものです。
施設の飼育員さんに確認したのですが、放蝶温室に中の温度は外気温との兼ね合いを考えながら、最低18℃以下にはならないように年中設定されているとのこと。
その気温が蝶にとっては快適な温度なのでしょうね。年中春です…
-特別生態展示コーナー
放蝶温室の奥に行くと特別生態展示コーナーと呼ばれる展示室がありました。
ここではクワガタのなどの昆虫の飼育方法を教えていただけます。
また、いろんな生き物の話を通じて命の大切さを資料や標本を提示しながら学べます。
ここでも生き物が飼育されていて、お魚や石亀、イモリなどに出会えます。
ただし、この特別生態展示コーナーの入り口にはゴキさん(cockroach)が飼育されていますので、苦手な方はご注意を…。
-蓑亀(ミノガメ)-
蓑亀は長寿の象徴としておめでたいものとされており、絵などにもよく描かれています。
甲羅に藻が生えた亀を「蓑亀」と言い、藻が生える種類は特に決まっていません。
ミシシッピアカミミガメでもニホンイシガメでもクサガメでも、生えるときは生えるそうです。
甲羅に沢山もが生え過ぎると日光浴の妨げになるので、時々飼育員さんが藻を引っこ抜いているんだって。
-標本展示室3-
一回目に行った日に二階にある標本展示室で沖縄との特別展示がありました。
花織みんさと呼ばれる織物や、小物。旗頭オーゴチョウと呼ばれるミニチュア、「アンガマの面」も置いてありました。
アンガマの面は旧盆の日にこのお面を被り、各家々からの招きを受けて訪問した神前に対して祝言を述べる。無病息災や、夫婦和合、子孫繁栄を祈って行われる行事だそうです。