―施設情報―
名称 KOBEとんぼ玉ミュージアム
住所 神戸市中央区京町79 日本ビルヂング2F
電話番号 078-393-8500
営業時間 10:00~19:00(最終入館は18:45まで)
休館日 年末年始(12/31~1/2)
入館料 大人…400円、小/中学生…200円
とんぼ玉製作体験
・1個製作…1,250円(約10分)
・2個製作…2,100円(約20分)
・3個以上製作…1個に付き850円追加
予約の有無 要予約(WEBまたはFAXでのみの受付です)
とんぼ玉製作体験対象年齢…
高温のバーナーを使用するため、小学校3年生から体験可能です。
交通案内
電車…
・各線「神戸三宮」駅、「元町」駅下車、徒歩約8分
お車…
・阪神高速3号神戸線「京橋I.C」より約2分
・駐車場
専用駐車場はありません。近隣の有料駐車場をご利用ください。
その他
・とんぼ玉製作体験をされる方は公式HPを確認の上、”ご利用案内”、”製作体験”などをよくお読みください。(高温のバーナーを使用するため)
・団体割引(10名以上)、障がい者割引あります。
公式HP KOBEとんぼ玉ミュージアム
神戸市の三宮駅、元町駅に近い京町筋沿いに”緑色の窓枠が目印のビル”があります。
このビルの2Fに、オリジナルのとんぼ玉が製作体験できる場所があるので行ってみました。
とんぼ玉(蜻蛉玉)とは、模様付きの穴の開いたガラス玉の事です。
模様が蜻蛉の複眼に見えた事からこのような名前が付いています。
歴史は意外に古く、エジプトの古い時代や中国でも隋や唐の時代の物も発見されており、日本でも奈良時代には製法が伝えられ国内で生産されていました。
その多くは印籠、小型の革製鞄、簪などの装飾品として用いられてきたものです。
KOBEとんぼ玉ミュージアムは”ランプワーク”という技法により制作されたとんぼ玉をメインに、古代の物から現代の物までの作品約2000点を展示している私設美術館です。
とんぼ玉を製作するための技法は、熱したガラスを板状に延ばしてから芯棒に巻き付ける「ロール」や、熔けたガラスを鋳型に流し込み成形する「ホットキャスト」、型挟み込んで成形する「型押」、カラスの粉を鋳型に敷き詰めてから加熱する「パート・ド・ヴェール」などがあります。
技法の一つである「ランプワーク」はバーナーの炎でガラスを溶かして製作する技法の事です。昔はランプを使用して作られていたため、こう呼ばれています。
展示コーナーはとても美しく、まるで宝石の展示をされているかのような雰囲気が感動を呼びます。
展示されている作品は古代エジプトのモザイクガラスから現代の国内外作家による作品、作家の寄贈による作品まで様々です。
企画展も開催されており私たちがお伺いした時期には、上野動物園のシャンシャン誕生をきっかけに続くパンダフィーバーを題材にした「ガラスのPANDA博覧会」として、かわいいパンダをモチーフにした多くのガラス作品が展示されていました。
この企画に参加されている作家にはKim FieldsさんやElise Straussさん、藤吉真理さん、渡辺由子さん、石川幸さん、新井克仁さん、なかの雅章さんなど、それぞれ個性豊かな作品を提供されていました。
―注意事項があります(よくお読みください)―
この展示コーナーはKOBEとんぼ玉ミュージアムの開館時間から17:00までは『写真撮影は禁止』です。しかし17:00以降から閉館時間までの間は写真撮影が許可されます。
その理由を尋ねてみると「お客様の多い時間帯に写真撮影をすると、作品をじっくり見ておられる他のお客様に迷惑が掛かります。ですので、お客様の少ないこの時間に写真撮影を許可しています。」とのことでした。
17:00以降でも作品を楽しんでおられるお客様がおられますので、写真撮影を行う際には他のお客様の迷惑にならない程度での撮影をお願いいたします。
とんぼ玉にも種類があり、ガラスで器を作る時に器の型となる核(コア)を粘土で作り、熔けたガラスでその型を被い成形する「コアガラス」や立体的に創られた彫刻作品「スカルプチャー」、とんぼ玉のように穴が開いていない模様の入った球状の「マーブル」、ガラスの中に動物や植物などの精密な模様が封じ込められている「ペーパーウェイト(文鎮)」、様々です。
ここでは世界に一つだけの「オリジナルとんぼ玉」を自分で製作することが出来ます。
とんぼ玉1つを製作する時間は約10分。2つ製作で約20分ほどかかります。その他に時間がかかるのは”順番待ち時間”と”とんぼ玉の冷却時間(約1時間)”です。
作り方はスタッフの方に教えていただけますので、ご安心ください。
①用意されているカップの中にご自分の氏名を記入したシールを入れます。
②ここで撮影等のカメラを用意します。2名で参加された方がよいかと思います。
③お荷物は棚に置き、上着はハンガーに掛けましょう。
④用意されているエプロンをつけましょう。
⑤ベースとなるとんぼ玉の色を選びます。
⑥”パウダー玉”、”パーツ玉”、”ドット玉”の中から作りたいとんぼ玉を選びます。
⑦バーナーでガラスを温めていきます。
⑧溶けたガラスをステンレス製の芯に巻き付けていきます。
⑨丸い形に整えながら、模様を付けていきます。
⑩バーナーで模様を馴染ませながら、形を丸く整えれば完成!!
⑪スタッフの方が1時間ほど時間をかけて、割れてしまわないように冷却してくれます。
⑫ステンレス製の芯からとんぼ玉を外して渡してくれますので、別売りのアクセサリー金具などを購入し、キーホルダーやネックレス、簪、スプーン、ボールペンなどを製作します。
完成済みのとんぼ玉も販売されていますので、ご自分の感覚を信じてオリジナルのアクセサリーを作りましょう!!
これが自分で作成したとんぼ玉。
透明のベースに赤色と青色のドットです。形を見てもらえばわかるように、バーナーでガラスをあぶりながら形を維持する工程が一番面白く、そして難しい…。
で、作成したのがとんぼ玉付きボールペン。
ボールペンの場合とんぼ玉が4個必要になりますので、残りの2個は購入したものです。
製作時間は1つ10分と短いですが、初体験の場合は結構楽しめます!!
バーナーでガラスを温めて「丸く形を整える」これがなかなか難しい!!
製作体験の前に展示されているとんぼ玉作品を観た後、製作体験をしてから再度展示されているとんぼ玉作品をご覧ください。作品の観え方が変わるのがわかります。それぞれの作家さんの技術がいかに高いかを”身を以て”うかがい知ることが出来ます。
これは他ではなかなか体験できない事でしょう。
是非恋人やご家族、友達同士で参加してみてくださいませ!!