―施設情報―


名称     浜松市楽器博物館
住所     静岡県浜松市中区中央3-9-1
電話番号   053-451-1128
営業時間   09:30~17:00
休館日
・毎月第2・4水曜日(祝日の場合は翌日休館)
・12/29から1/3
・施設保守点検日
・その他臨時休館日
予約の有無  無し。ただしバス駐車場については要予約。
料金     大人…800円、高校生…400円、中学生以下…無料
交通案内
電車…
・JR「浜松」駅下車 歩いて約10分
お車…
・東名高速「浜松I.C.」または「浜松I西I.C.」より車で約30分
・新東名高速「浜松北I.C.」より車で約50分
駐車場
・駐車場はありません。
・アクトシティー地下駐車場、浜松駅北駐車場、コインパーキングなどの利用をお願いします。
・バス(マイクロバス以上のもの)については、バス専用駐車場(4台)がございます。電話にて予約してください。
その他
・団体割引、70歳以上の方、障がい者割引あります。
・カフェレストランあります。
・ミュージアムショップもあります。
公式HP        浜松市楽器博物館
ミュージアムショップ 「ANDANTE」


浜松市は音楽の町です。浜松市の顔であり、情報発信のトップリーダーとなっているアクトシティー。そのDエリアの1Fには世界各国から集められた楽器の博物館があります。私たちも楽器を手にしてバンド活動を始める中で、世界にはどんな楽器があって、どんな歴史を歩んできたのかちょっと気になったので、ここに行ってみました。

浜松市楽器博物館はアクトシティー内部の連絡橋からも行けます。

ここが受付ホール。博物館内部は写真撮影も可能です。

ー第1展示室(アジア)ー

入り口を入ると目に飛び込んでくる楽器の数々…。
世界の様々な楽器が華麗に並べられています。

浜松市楽器博物館は平成7年(1995)に日本で初めての公立楽器博物館として開館しました。
楽器を展示する常設展や特別展をベースにレクチャーコンサートやイヴニングサロン、ミュージアムサロン、展示室ガイドツアー、各種講座、ワークショップ、移動博物館、所蔵する楽器によるCDやDVDの製作、楽器の修復、国内外の音楽文化の調査/取材など様々なイベントなどを通じて「音楽とは何か?」を紹介されています。

これは青銅製の大きな鐘と小さな鐘で構成された打楽器。中国の楽器で、”編鐘”と言います。鐘を叩くときに正面からと斜めからの違いで、2種類の音が奏でられる優れもの。

写真左は韓国の楽器で”カヤグム(Gayagcum)”と”コムンゴ(Geomungo)”。
“ソ(so)”と呼ばれる楽器もあります。(写真右側)

このフロアーで一番目立つのが奥に展示されているこの”ジュゴッグ(Jegog)”。

ジュゴッグ(Jegog)はバリ島南部、ヌガラ地方サンカルアン村周辺に伝承する世界最大の竹製の琴。
竹の筒は8本あり、2人で演奏する楽器です。
これを中心として、この周りに同じ構造をした小さなサイズのジュゴッグ(Jegog)を並べて演奏します。
その合奏形態、またこれらによって演奏される曲のことををジュゴッグ(Jegog)と呼びます。
このジュゴッグ(Jegog)には「聖獣バロン」、「守護神ガルーダ」、「ナーガやブワヤ」が彫刻され、とても美しい。

余談ですがHeavy-Metalシーンも北欧では2000年代に入ってからFolk-Metalバンドも増加し、スイスではELUVEITE、ロシアではArconaなど、Heavy-Metalにハーディ・ガーディやバグパイプを使用するバンドも多くなってきました。
それだけ民族楽器が見直されてきている証拠ともいえます。

こちらはガムラン(Gamelan)。大/中/小の銅鑼と鍵盤打楽器によって構成されていて、この楽器を使用した合奏により奏でられる民族音楽のことをガムラン(Gamelan)と言います。
ガムラン(Gamelan)はバリが有名ですが、ジャワ島各地でも演奏されており、特にジョグジャカルタなどで演奏される大編成のガムラン(Gamelan)が有名です。

この大きさになると実演を見ると圧巻でしょね!!まだ見たことはないですが…。

YouTubeで見つけたので、参考に貼っておきます。

 

サイン・ワイン(hsaing Waing)という楽器。太鼓やゴングで構成されたミャンマーの伝統楽器。

 

この他にも世界の伝統楽器が所狭しと展示されています。
シタール(Sital)、ヴィーナ(Veena)、ウード(Ud/エジプト)、ダン・ティ・バ(Dan Ty ba/ヴェトナム)、ルバーブ(Rubab/アフガニスタン)、トンバク(Tonbak/イラン)などなど…。

台湾のBlack-Metalバンド「ソニック(ChthoniC)」がメインで使用していることで、Metalファンにもなじみ深い二胡(Erhu)もあります。

 

ー第2展示室(オセアニア、アフリカ、アメリカ、ヨーロッパ)ー

第2展示室は地下1Fにあります。


ここではヴァヌアツの世界最大級の儀式用割れ目太鼓や水太鼓、泥太鼓などオセアニアの楽器約60点。大きさもデザインも様々な太鼓、弦楽器や親指ピアノを展示しているアフリカの楽器約60点。世界最大級のグァテマラのマリンバやドラム缶製の太鼓スティールパン、アンデスの伝統楽器を展示しているアメリカの楽器約200点。18世紀から19世紀にかけて親しまれてきたヨーロッパの管楽器や弦楽器約230点が展示されており、マニアにはたまらない空間となっています。

 

日本の楽器も紹介されており、尺八や琴、箜篌など普段見られない楽器が並んでいます。
第3展示室には鍵盤楽器が充実しており、オルガン、クラヴィコード、チェンバロ、ピアノまでそろっており、明治21年頃(1888)の足踏みリードオルガンの制作をきっかけとした浜松市における洋楽器産業と国内の楽器製作に関する歴史が学べます。

 

ー第4展示室(電子楽器/国産洋楽器)ー

この展示室では見慣れたギターやキーボード、シンセサイザーなどが並んでいます。欧米製品から日本の世界的メーカーの製品まで現代音楽には欠かすことの出来ない名器のデザインや技術を学ぶことができます。

また、体験ルームも併設されていますので、世界の楽器やおもちゃを手に取って楽しむことも特徴の一つですね。

ミュージアムショップもございます。
可愛らしい猫と鍵盤が描かれたトートバッグやメモ帳&便利なメモスタンド。
プレゼントにもピッタリなので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。


 

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